入学式

4月から娘が小学校に入学しました。

ランドセルを背負って登校する娘を見ると、子供の成長ってのは本当に早いものだと実感しております。

さて、4月の入学式にて、新入生保護者代表挨拶をしました。

これから保護者代表挨拶を行う方のために、全文を掲載します。なにかの参考になれば幸いです。

小学校入学式 新入生保護者代表挨拶

ただいまご紹介にあずかりました、●●です。僭越ではございますが、新入生の保護者を代表して、ひと言ご挨拶をさせていただきます。

新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。今日からいよいよ小学生です。いま、どんな気持ちでしょうか。

私も、●年前、皆さんと同じようにこの●●小学校に入学しました。そのときは、本当にうれしくて、わくわくしていたのを覚えています。

きっと、みなさんもいま、同じような気持ちだと思います。これからたくさんの楽しい出来事がみなさんを待っています。

「ポケットモンスター」をつくった田尻智さん。田尻智さんは、生き物が大好きで、小学校のときは、野山を駆けまわり、毎日、自然の中で動物たちとすごしていたそうです。

その体験をもとにしてつくったゲーム「ポケットモンスター」は、世代を超えて世界中で楽しまれる作品になりました。

また、史上最年少で将棋のプロ棋士となった藤井総太さん。5歳のときに将棋を覚え、将棋に夢中になり、6年生のときには、詰め将棋の日本一になりました。

皆さんがこれから過ごす6年間は、ポケモンの田尻智さんや、プロ棋士の藤井総太さんのように世界を変える6年間になるかもしれません。

いろんなことにチャレンジし、夢中になれるものを探してください。

そして、夢中になれるものを見つけたお友達が周りにいたら、ぜひ、そのお友達を応援してください。

ご来賓の皆様、校長先生をはじめ先生方、そして在校生の皆さん。このような盛大な入学式を行っていただき、誠にありがとうございます。

まもなく、「平成」が終わり、「令和」の時代が幕を開けます。

3月26日に行われた東京大学の卒業式において、東京大学総長の五神真(ごのかみまこと)さんが次のように告辞を述べられました。

「これからの時代は、一人一人が本当に心を躍らせることの理想を探し、その経験や感覚を大切にしながら、同時に他の人の楽しさも尊重して生きていく時代であり、『心躍らせることのできる仕事や活動をしているのか』自分に問うことを忘れずにしてほしい」

小学校の6年間は、まさにその土台となる経験や感覚が育まれる貴重な時間です。

保護者としても「心躍らせることのできる仕事や活動」をしているのか常に問いながら、子供たちが安心して楽しい学校生活が送れるよう、しっかりと見守り、応援し、先生や地域の皆様と協力していきたいと思います。

これから6年間、どうぞよろしくお願いいたします。

簡単ではございますが、以上をもちまして、保護者代表のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

平成31年4月●日 新入生保護者代表 ●●●●

新入生保護者代表挨拶のキーワード

初めてのことなので、何を話していいのか正直わからず、「6年間よろしくね!」的な内容で十分だと思ったのですが、平成から令和に切り替わるせっかくの機会なので、自分なりに考えてみました。ポイントとしては、次の項目を入れるように気をつけました。

  • 自己紹介
  • 新入生へのメッセージ
  • 職員・在校生・来賓へのメッセージ
  • 保護者としての心構え

キーワードは「ポケモン」、「藤井聡太」、「東大総長の卒業式での告辞」でしょうか。

当初は「友達を大事にしようね」というメッセージにしようと思っていたのですが、「君たちは、ポケモンのサトシか藤井聡太になれ! 保護者もがんばるよ!」というメッセージと併せて、東大の五神総長の告辞にリンクを張った挨拶にしてみました。

代表挨拶は入学式の最後だったのですが、「ポケットモンスター」の単語が出てきたところで、入学式に退屈していた新入生が反応していたそうです。

以上、何かの参考になれば幸いです。